口腔ケア
『健康寿命』
健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことをいいます。
厚労省の調査では平成22年のデータが
男性→70.42歳 女性→73.62歳
となっています。
平均寿命から健康寿命を差し引くと
男性で約9年 女性で約12年
なんらかの原因で不健康な期間を過ごすこととなります。
この期間は短い方がいいですよね(ただし、この期間になったから終わりということではありません。介護保険制度などを利用することで生活をおくれます)
この健康寿命を延ばすためにはどうすればよいでしょうか。
真っ先に思い浮かべるのは、運動や食事かもしれません。
しかし、口腔ケアを忘れてはいけません。
当たり前のことですが、食は口から食べるものです。そのために口の健康を守ることが大切になります。
『口腔ケアに期待される効果』
①むし歯や歯周病の予防
②誤嚥性肺炎の予防
③口腔乾燥の改善
④味覚の改善
⑤お口の機能の改善
⑥生きる絵欲、楽しみ(円滑なコミュニケーション)
『誤嚥性肺炎とは』
・誤嚥性肺炎は口腔内の細菌が、唾液や食べ物と一緒に誤って気管に入る事(誤嚥)で起こります。
・高齢者、特に嚥下障害のある方がかかりやすい肺炎です。
『誤嚥性肺炎の予防』
1.口の中の細菌を減らす
歯・下・義歯・口腔粘膜の清掃をしっかりと行う
2.飲み込む反射、吐き出す反射を低下させない。※口腔体操の実施
3.病気に対する抵抗力を高める。
しっかり食べ全身の栄養状態を良くする。
『口腔ケア』
・一日3回、毎食後が基本
・誤嚥のリスクが高い方の場合、就寝前・食前にもケアすると効果的です。
次回の「義歯について」に続きます。