永遠の0
太平洋戦争時の零戦乗りの物語です。
語り役の青年の祖父の生き様から戦争について詳しく描かれ、その凄
惨さと生きる事について、平和の大切さが伝わります。
零戦は戦争初期には抜群の性能を誇る戦闘機でした。
小説の中で、「この戦闘機は乗る人間の事を考えられていない」との一節がありました。性能を追い求め過ぎたのでしょうか。機銃に対する安全性も低かったようです。その事が心に残ります。
零戦は太平洋戦争初期、2200kmに達する長大な航続距離・20mm機関砲2門の重武装・優れた格闘性能によって、米英の戦闘機に対し圧倒的な勝利を収め太平洋戦線の占領地域拡大に貢献し、米英パイロットからは「ゼロファイター」の名で恐れられた。零戦の性能は太平洋戦争初期には米英戦闘機を凌駕した。しかし大戦中期以降には、アメリカ陸海軍の対零戦戦法の確立、アメリカ陸海軍の新鋭機の大量投入、多数の熟練した零戦搭乗員の戦死によって、零戦は劣勢に追い込まれた。零戦は大戦末期には特攻機としても使用された。
零戦の開発元は三菱重工業(以下「三菱」という)であるが、三菱のみならず中島飛行機でもライセンス生産され、総生産数の半数以上は中島製である。零戦はアメリカ陸軍のP-51マスタング、ドイツ空軍のメッサーシュミット Bf109、イギリス空軍のスピットファイアなどとともに、第二次世界大戦期の代表的な戦闘機として知られている。
太平洋戦争
1941年 昭和16年
12月 英米蘭に宣戦布告 太平洋戦争(大東亜戦争)開戦
ハワイ真珠湾攻撃
マレー半島上陸
マレー沖海戦
香港のイギリス軍降伏
1942年 昭和17年
1月 マニラ占領
マレー半島クアラルンプール占領
ニューブリテン島ラバウル占領
3月 東インドのオランダ軍降伏
5月 コレヒドール島の米軍降伏
6月 ミッドウェー海戦日本軍敗北
8月 米軍ガダルカナル島に上陸
12月 ニューギニア島バサプアの日本軍全滅
1943年 昭和18年
2月 ガダルカナル島撤退
5月 アッツ島日本軍玉砕(全滅)
9月 イタリア降伏
10月 学徒出陣のはじまる
11月 タラワ島の 日本軍玉砕
12月 マーシャル諸島航空戦
1944年 昭和19年
2月 クェゼリン島の日本軍玉砕ブラウン環礁の日本軍玉砕
3月 インパール作戦開始
7月 サイパン島の日本軍玉砕
インパール作戦を中止
東條英機内閣総辞職
8月 テニアン島の日本軍玉砕
グアム島の日本軍玉砕
9月 米軍 ペリリュー島上陸
10月 米軍 フィリピンレイテ島に上陸
レイテ沖海戦 戦艦武蔵沈没
神風特別攻撃隊はじまる(体当たり攻撃)
10月10日、沖縄戦の前哨戦としての10.10空襲
11月 米軍B-29東京を初空襲
1945年 昭和20年
2月 英米ソ首脳会談(ヤルタ会談)
硫黄島の戦い
3月 東京大空襲
大阪大空襲
名古屋大空襲
4月 沖縄戦
戦艦大和沈没
5月 ドイツ降伏
8月 米軍、広島/長崎に原子爆弾投下
ポツダム宣言の受諾
終戦の詔
マッカーサー連合軍最高司令官 厚木飛行場に到着
9月 降伏文書調印 日本敗戦