生活相談員の仕事
生活相談員という職種をご存知でしょうか。
デイサービスや介護老人福祉施設(特養)に配置されている専門職です。
主な仕事として、
1 特養では入所者の入退所業務。デイでは利用開始業務
2 入所申込者管理
※1、2ともに利用者、家族面談、アセスメント業務が入ります。
3 相談援助
4 苦情窓口
5 家族との調整業務
などが挙げられます。
私自身、特養の生活相談員業務を経験しました。
重点に置いていたのは上に挙げた1と2の業務です。
特養の新規入所が出るということは、退所者が出たときであり、欠員の期間をなるべく短くすることが、社会的資源である施設の役割であり、経営の面からも求められていたからです。ですので常に2の業務をしっかりと行い、1につなげる事を意識していました。(もちろん3~5も行います)
それは事業所により、介護業務やその他周辺業務の多さに関係してきます。
また、就いている職員の保有資格、経験年数も様々です。
そのような中、感じていたことは「果たしてこの仕事の流れで良いのだろうか」「生活相談員の役割、仕事はなんだろうか」ということで、
回りの生活相談員に聞いても、「仕事に追われて何をやっているのか分からない」
「生活相談員の仕事は仕事の中で覚えており役割については理解できていない」など、同じような悩みを抱えています。
この悩みを少しでも解決するために、福祉と介護研究所の研修に参加しました。
相談員のためのスキルアップ研修
相談員業務の見える化と7つの専門機能
~これからの現場を支えて行くための相談員の役割と機能~
ソーシャルワーク⇒専門といいながこれだけではない。
↓
見えにくくなり、何でも屋になる。修理など。
↓
それは措置時代から続いている。
ソーシャルワーク⇒今は専門性が求められている。(ニーズの多様化)
自立支援 人が相手
自律支援 コミュニケーションが大切。得た情報をどう伝えるか。
相談業務は形として見えにくく伝えることが大切。
相談員のあなたが職場で現在行っている業務を思いつくだけ挙げてみよう
年間を通しての仕事 ルーティンワーク イベント等決まっているもの
1ヶ月単位 請求等
1日 毎日行うもの 先に固める
イレギュラーワーク 家族との相談業務 急な受診 急な会議 職員の休み
なぜ書き出すか⇒挙げた業務で納得できないものもある。理解するため。
相談員は忙しいという言葉が多い。忙しいにも種類がある。
①目的をしっかりと捉えた忙しさ
②ワケもなく忙しい。
①に近づけることが大切。
生活相談員の仕事は多様性があり広がりやすい。しかし大抵相談員は1人であり
限界がある。あれもこれも相談員の仕事?
中核業務 ソーシャルワーク
周辺業務 関連業務
その他庶務
ソーシャワークを行うための関連業務もある。
利用者と付き添い、一緒に行うことで分かる。結びつく。
ケアワークを行うことで説得力がでる。
例えば、相談員で関連業務を前向きに捉えているケースと
捉えていないケースがある(繋がらない)
例えば送迎業務⇒家族と関われる場と捉えるか。
相談員の仕事 やりがい(全国)
1位 利用者 家族との連絡調整
2位 入退所業務
ワースト
1位 ケアワーク(入浴・食事・排泄介助など)
※軽く見ているということではない。
中核業務か? 専門性か?
その他庶務⇒用務、営繕、預り金管理、草刈、葬儀への参列 車椅子修理
相談員によっては蛍光灯の取替えも関連業務と思っていることもある。
相談員⇒個人 対 個人
家族との信用性が大切
いきなりソーシャルワーク難しい
それまでの関係性が大切。
介護職⇒個人 対 団体
次回に続きます。