認知症勉強会
認知症の薬について 講師(薬剤師)
・通常の認知症薬が飲めない方に漢方薬は有効
・薬剤師の母親が認知症になり、その経過について薬剤師本人が説明をする。
膝の蜂窩織炎で入院した時から変化が見られる。退院後に要支援から要介護になる。攻撃性もありすぐに有料老人ホームに入所させる。つい、1ヶ月前まではなんともなかったのに、信じられなかった。
長谷川式で9点の点数となり高度の認知症と診断される。
アリセプトの処方で改善見られ簡単な足し算はできるようになる。
母の介護のため退職する。
妻も薬剤師で夫婦協力するという話しをされていました。(夫婦で参加)
・薬を良く理解してほしい。現状維持が図れる薬もある。
・周辺症状が出現すると精神科薬の処方につながるケースが多い
・落ち着いてきたからといって薬を中止すると次に強いものを使うケースが多くる。
・大きいものは粉砕。ゼリーも活用する。
・アリセプトの副作用は胃腸障害
メマリー⇒幻覚のケースあり
不快感が副作用である。排泄量、むくみの観察が重要
事例検討会
「認知症の方でデイ利用時の午後になると帰宅願望が強い方への対応について」
・パズル等で楽しんでもらう。
・帰宅願望を受け入れ、ドライブ等で対応する。
受け入れる対応を継続することが大切。
・帰宅願望が出たときの状況を把握する。(特定の対応 職員 利用者 等)
・元認知症デイサービス職員より対応方法について。
1 認知症の対応にこだわらず、保育園での集団行動を取り入れる。
2 集団をグループで分ける。
3 例 入浴拒否者に対し声かけでなく、そのグループに入浴道具を渡し順番に入浴してもらう。そうすることで入浴拒否者が自然に入浴に向かう。
4 保育園では静と動のメリハリをつける。集団で行うことで集団が成長する。
認知症の方への対応に、保育の観点から取り組んだという事にとても感銘を受けました。
友人の保育園園長からヒントを得て、保育園を見学しこの方法を実践したそうです。
認知症を特別扱いするのではなく、人として考える視点について気づかされました。